株式会社Mujin(代表取締役CEO:滝野一征、以下Mujin)は、「混載ケース積み付けの自動化実現~MujinRobotパレタイザーの開発~」について、2021年度ロジスティクス大賞におけるロボティクス・イノベーション賞を受賞いたしました。
ロジスティクス大賞は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会様が主催する、企業で行われているロジスティクス高度化への取組みと、その優れた実績を顕彰するものです。
重労働にも関わらず、これまで技術的に難しかった混載ケース積み付け作業の自動化を実用化し、高負荷な作業を廃した「人にやさしい物流」を実現する優れた取組として評価いただきました。
MujinRobotパレタイザーの開発
MujinRobotパレタイザーは、物流センターの出荷工程における混載ケース積み付けの自動化ソリューションです。
カゴ車等への混載ケース積み付け作業のロボットによる自動化は、出荷元・出荷先にとって最適な積み付け方、ロボットの可動域、速度と品質の担保を全て考慮する必要があるため、現場でのニーズが高い中、技術的に難易度が高いとされていました。
Mujinは、これまで提供してきた知能ロボットソリューションを通して得た知見を基に研究を重ね、上記3点を達成する「MujinRobotパレタイザー」の開発に成功いたしました。実用化レベルでの運用の担保・不測の事態の回避のための、様々な機能を実装しております。
労働力不足が深刻化する物流業界において、人がより快適に働けるよう「人にやさしい物流」を実現する取組として評価をいただきました。
多数の企業様にご利用いただいている、MujinRobotパレタイザーの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.mujin.co.jp/solution/distribution/palletize/
受賞事由
ロジスティクス大賞受賞に際し、以下のコメントをいただきました。(2021年度ロジスティクス大賞 受賞6事例決定!!より抜粋)
国内の労働力人口が減少していく中で、物流業界においては深刻な人手不足が問題となっている。また、女性や高齢者でも働きやすい労働環境の実現が求められており、庫内作業における重労働からの解放が求められている。しかし、小売店舗への出荷など、寸法等の異なる複数の商品をかご車に積み合わせて出荷する作業の自動化は実現されていなかった。
このような状況の中で、本取組では研究を重ね、異なる寸法、重量のケースを、荷崩れしないように、荷物の押し潰を避けるため重量物を下に置くなどのルールを考慮した上で、さらには出荷先の陳列効率やトラックの積載効率を考慮して、かご車等に積み付けることを可能とするロボットを開発した。そして、1台のロボットで、パレットやかご車など複数の什器に積み付けることができるほか、什器のゆがみを検知してロボットの動作を補正することが出来るなど、汎用性と可用性を実現している。
この取組は、作業者にとって高負荷な作業を廃した「人にやさしい物流」を実現する優れた取組として評価された。
【会社概要】
会社名:株式会社Mujin(Mujin, Inc.)
設立:2011年7月
代表取締役CEO:滝野一征
事業内容:産業用知能ロボットコントローラの開発・販売、知能ロボットソリューションの提供
URL:https://mujin.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社Mujin 広報 石原
TEL:03-4577-7596
E-mail:media@mujin.co.jp
住所:〒135-0053 東京都江東区辰巳3-8-5