
創業者

Mujin CTO 兼 共同創業者
Diankov Rosen 博士
Diankov Rosen(デアンコウ・ロセン)
1983年生まれ。高校でコンピューターサイエンスと人工知能について学び、カーネギーメロン大学のロボティクス研究所で「自律マニピュレーションシステムの自動構築」のテーマで博士号を取得する。卒業後の2011年に日本で「Mujin」を共同設立する。

Mujin CEO 兼 共同創業者
滝野 一征
Takino Issei
1984年日本大阪生まれ。2011年に世界的ロボット工学の権威であるロセン博士とMujinを創立。Mujinを設立する以前は、米国大学卒業後、ウォーレンバフェットの会社として有名な、製造業の中でも世界最高の利益水準を誇るイスカル社に勤務し、生産方法を提案する技術営業として多くの賞を獲得するなど、輝かしい実績を残す。日本での厳しい生産現場を渡り歩いたことによって得た幅広い知識や現実的な視点は、特に事業化が難しいといわれるロボットベンチャー業界で大躍進する原動力となった。
MESSAGE

人類の生産性向上のために
Mujinは、創業当初から一貫して産業用ロボット分野にぶれずに注力してまいりました。なぜならロボットをより知能的に、より使いやすくするMujinの自動化技術こそがロボットの活用範囲を広げ、市場の拡大、生産現場の生産性や品質の向上、ゆくゆくは日本はじめ先進国がかかえる少子高齢化という問題に対して、必ずや新しい価値を創造すると確信していたからです。
Mujinは、アメリカから単身日本にやってきたロセン博士に私滝野が説得され、2人で文京区小石川のガレージを改装した44平米の場所で、テーブル2つ、ラップトップ2つで事務所を開いたのが始まりでした。
何度も諦めそうになりましたが、そのたびになんとか乗り越えてこれたのは、このモノづくりの中心地・日本でロボット自動化による技術革新を起こす。自動化で人々の生活の質をよくするという2人の決意、信念があったからだと思います。初志貫徹するという一貫性と、不可能を一切認めないというタチの悪い頑固さを、私はCTOのロセン博士から学びました。ここまでくるまでには相当色々ございましたが、当時こんなに大変だとわかっていればやらなかったかもしれません。ただ、今では素晴らしいチームメンバーと、日本の太志ある企業の皆様と共に意義あることに挑戦できる、貴重な機会を頂いていることに大変感謝しております。
製造業や物流業は、日本が世界に誇る産業ですが、悲しいことに、俗に3Kとも言われる、あまり若い方々が自ら進んで働きたくない産業でもあります。しかしGDPの大部分を占める国の主要産業であり、人の生活に直結する、大変重要な、我々若い世代が命をかける価値がある産業です。
それを思うとき、まさしく我々ロボット企業には2つの使命があると思います。
1つは当然、ロボット自動化技術の革新により世界中の生産性を向上させること。
2つめは、若い優秀な人材をこの素晴らしい産業に再度呼び込むことです。
社会貢献の信念がある会社には、世界から良い人材と技術が集まります。
良い人材が集まれば、チャレンジ精神のあるパートナー企業様が集まり、その結果価値ある商品ができます。
今日本にできつつあるこの良い流れを、より大きい大河にしていくため、私達一同の取り組みはこれからも変わりません。それは、技術革新により持続可能な事業を興し、その事業により社会に貢献します。
Mujin CEO 兼 共同創業者 滝野一征